作戦ガイド · チャムゴヌ 참고누
往復ミル:チャムゴヌはこうして勝つ
チャムゴヌは、韓国のコヌ一族の中でいちばん奥が深いゲームです。2人で各12個の駒を使い、入れ子になった3つの正方形からなる24点の盤で遊びます。前半ずっとリードしていても負けることがあり、その理由はほとんどいつも同じです。相手が往復ミル(running mill)を作ったからです。このガイドでは、まさにそうなった実際の対局をたどったうえで、往復ミルの作り方と防ぎ方を紹介します。
160局中157局片方だけが往復ミルを作った対局で、作った側が勝った数です。(当サイト最強のAI同士の400局のうち、164局で往復ミルが現れました。)
30秒でわかる盤のしくみ
24の点は、入れ子になった3つの正方形の上にあります。各辺の中点は3つの正方形をまたぐ線でつながっていて、さらに西洋のモリス系のゲームと違い、角どうしも斜めの線でつながっています。そのため、自分の駒3個でミルになる線は全部で20本あります。どの点も同じ価値というわけではありません。
| 点 | 隣接する点 | 通る線 |
|---|---|---|
| 真ん中の正方形・角 | 4 | 3 |
| 真ん中の正方形・辺の中点 | 4 | 2 |
| 外側/内側の正方形・角 | 3 | 3 |
| 外側/内側の正方形・辺の中点 | 3 | 2 |
真ん中の正方形の4つの角が、盤上で最高の点です。動ける場所がいちばん多く、加われるミルもいちばん多いからです。ただし最初の1手には制限があり、外側の4つの角のどこかに置かなければなりません。
実際の対局で見てみましょう
赤が先手です。前半のほとんどは何でもなさそうに見える、青の下側に注目していてください。
往復ミルの作り方
- 平行な2辺と橋1本。まっすぐな線でつながった2つの辺を選びます。たとえば真ん中と内側の下辺です。それぞれの辺の両方の角を押さえ、橋の上に駒を1個置いておきます。
- すき間に相手が届かないようにする。行き来する駒が空ける点が相手の駒と隣り合っていると、相手が入ってきてふさがれてしまいます。外側か内側の正方形の辺の中点が理想的です。隣接する点が自分の2つの角と橋だけだからです。
- 配置中に作っておく。後半が始まると、新しい駒は置けません。相手にミルを何回か許してでも、前半の手を骨組みづくりに使いましょう。青がまさにそうしていました。
- 駒取りですき間を作れることも。配置中に駒取りで空けた点は、移動が始まるまで誰も埋められません。橋のためのすき間が、最初から用意できるわけです。
往復ミルの防ぎ方
- 骨組みの点を早めに取る。往復ミルには5つの点が必要です。配置中にそのうちどれか1つを占めてしまえば、全体が成り立たなくなります。
- すき間はミルが閉じる前にふさぐ。すき間の隣に動いても、その駒が生き残らなければ意味がありません。上の対局のとおり、往復ミルはふさぎに来た駒から先に取ってしまいます。
- 空いた側に反撃する。行き来する駒がミルを離れるたびに、残された2個の駒は守られていない状態になります。自分のミルを作って、そのうち1個を取りましょう。
- 動ける手を数える。相手が自分の番に動かせる手を1つも持っていなければ、その時点で勝ちです。盤が混み合うので、封じ込めで決まることもよくあります。
自分で試してみましょう
マスターAIは、往復ミルを作るのも防ぐのも得意です。先に自分の往復ミルを完成させられるか、挑戦してみてください。